- ローンが残っていても売れますか?
- 役員の任期中に売却しても大丈夫ですか?
- 信用できる不動産屋とは?
- 駐車場がないと売りにくい?
- 売るときにリフォームすべきか?
- 仲介手数料の割引は可能ですか?
- 専任媒介・一般媒介、媒介の種類に迷っています
- 一般媒介は不動産会社が本気で売らない?
- 一般媒介では広告が少ないって本当?
ローンが残っていても売れますか?
住宅ローンの支払いが残っているまま、マンションを売却するのは、よくあることです。
ただし、ローンがどれくらい残っているかで売却できる金額が違います。
住宅ローンのあるマンションには抵当権設定登記がされています。住宅ローンを一括返済して、抵当権を抹消しないと移転登記ができず、マンションを売ることができません。
住宅ローンの一括返済は、マンションの売却代金で支払います。つまり、マンションの売却金額がローンの残債を上回らなければいけないことになります。
マンション査定をされる際に、あわせて住宅ローンの残債を調べるといいでしょう。
役員の任期中に売却しても大丈夫ですか?
マンションの管理組合の役員・理事をされている場合にも、売却することはできます。
任期途中で所有者が代わる場合、買主に残りの任期を引き継ぐのか、もしくは欠員として残りのメンバーで補うのか、一度確認しておいたほうがよろしいでしょう。
信用できる不動産屋とは?
よく質問されることですが、信用・信頼できる不動産屋に基準はありません。
あなた自身の、判断しかありません。
売り出すときに、営業さんの携帯電話を教えてくれたり、休みの日でも電話に出てくれたりするようならば、一定の信頼を寄せられるのではないでしょうか。
駐車場がないと売りにくい?
大都市圏では、駐車場付きのマンションは少ない傾向にあります。
近隣にもまったく空き駐車場がないことも少なくありません。
問題なのは、地方のファミリータイプの間取りなのに、駐車場がないマンションです。
機械式の駐車場も若干、人気がないところです。
正直、売りにくいことは間違いないでしょう。
売るときにリフォームすべきか?
売り出す物件は、キレイにしてあるほうが、売りやすいのはたしかです。
ただし、リフォームにお金をかけても、その分、高く売れるとは限りません。
売り出し前リフォームは、不確実性の高いギャンブルです、私はオススメしていません。
仲介手数料の割引は可能ですか?
不動産会社は、売出し物件を増やすために、「売主の仲介手数料割り引き」をすることがあります。こういったキャンペーンを利用することで、売却費用を節約することはできます。
ただし、売主と買主は利害が相反します。
両者のあいだに入り仲介する不動産会社にとって、割引前提の売主の利益を優先するか、満額の仲介手数料を支払う買主の利益を優先するのか、悩ましいところではないですか。
仲介手数料の割り引きより、不当に安く売らされてしまうリスクも考慮しましょう。
専任媒介・一般媒介、媒介の種類に迷っています
不動産会社に売却を依頼するときに、迷うのが専任媒介・一般媒介でしょう。
媒介の種類は、それぞれの考え方があります。
私の見解では、信用・信頼できる不動産屋(営業)が見つかったら、心中するつもりで専任媒介を選べば、売主のその心意気に営業も応え、結果を出すでしょう。
どうにもピリッとした営業が見つからないときには、一般媒介を複数の不動産屋と締結し、様子を見てはいかがでしょうか。
一般媒介は不動産会社が本気で売らない?
専任でないと、不動産屋は真剣に売却しない。
これは、よく言われることですね。
しかし、これは売主をバカにした言葉で、仕事に取り組む姿勢として不真面目さを感じます。
一般媒介でも、条件に合うお客様がいれば、普通に紹介します。
「専任でないから・・」これは、売れない営業の言い訳にすぎないと考えています。
一般媒介では広告が少ないって本当?
少なくとも、私の知っている不動産会社は、広告の予算枠がそれほど小さくありません。
むしろ、掲載できる物件はないか、常に探し回っているのが健全な不動産屋です。
- 業者物件・・・売主業者の物件
- 先物物件・・・他社の専任物件
とにかく、広告する物件は多いほど、賑わいが出るし、お客様からの問い合わせも増えます。
一般媒介だから広告が少ないというのは、とんでもなく地方の小さな不動産屋の場合なのではないでしょうか。